業務用冷蔵庫は家庭用冷蔵庫と、様々な点が異なります。
より良い冷蔵庫選びができるように、両者の違いをしっかりと確認しておきましょう。
業務用と家庭用冷蔵庫はサイズが違う
家庭用冷蔵庫と業務用冷蔵庫の大きな違いとして、まずサイズがあります。
冷蔵庫を選ぶ際、サイズは極めて重要なポイントになります。
家庭用によくある小さいタイプは場所をとらずにすみますが、飲食店などでは使い勝手が悪く、結局物足りなくなってしまいます。
また、張り切って業務用の大きなサイズを購入したものの、厨房に全く合わない、サイズが大きすぎた、ということもあります。
冷蔵庫の購入前に、横幅と奥行き、高さを必ず測っておきましょう。
冷蔵庫の横幅で収容力を判断しよう
冷蔵庫の横幅が600ミリの場合には400リットル程度、1800ミリであれば1700リットル程度の収容力があると考えて良いでしょう。
もちろん、機種によって少しずつ違いはありますので、大体の目安として考えてください。
冷蔵庫の奥行きは、650ミリから800ミリであることが一般的です。
もとお奥行きのある冷蔵庫もありますが、個人経営の飲食店などの場合には、サイズが大きすぎるのであまり参考になりません。
業務用と家庭用冷蔵庫はワット数やプラグも違う
冷蔵庫は単相100V、三相200Vという2つの種類が主になります。
単相100Vというのは、家庭用コンセントで使用される一般的なもので、三相200Vは100Vよりも大きな電力が必要になります。
100Vにしか対応していなければ、電気をまた別で引っ張って来なければなりません。
中には、コンセントプラグのついていないメーカーもあります。
業務用冷蔵庫は200Vが多い
業務用の冷蔵庫は、基本的には200Vのタイプが多いです。
個人経営の小規模な飲食店であれば、100Vの冷蔵庫を使用することもありますが、200Vの冷蔵庫を購入したものの100Vしか使用できない、ということもあります。
そのため、冷蔵庫のボルト数を十分に考慮した上で、購入する必要があります。
業務用冷蔵庫は排水設備やインバータの有無もチェック!
業務用の縦型冷蔵庫は、家庭用冷蔵庫よりも大量の水が排水されます。
冷蔵庫はそこまで水は出ないですが、冷凍庫はかなりの量が出ます。
湿度の高い梅雨時期は、特に注意しなければなりません。
受け皿を使用して一時的に対処することも可能ですが、何度も水を捨てなければならないので、やはり専用の排水設備を取り付けてもらったり、最初からついているものを選んだ方が良いでしょう。
インバータ制御があると消費電力量を抑えられる!
エアコンなどでも良く見る「インバータ制御」という機能が付いている冷蔵庫があります。
インバータ制御とは、機械が自分の判断で電力を調整してくれる機能です。
電力が必要な夏場には電力を結構使いますが、冬は電力を抑えたりしてくれます。
インバータ制御がある冷蔵庫は、インバータ制御のない冷蔵庫よりも省エネです。使用する電力を最小限に抑えることができます。
インバータ制御が付いている冷蔵庫は、家庭用、業務用ともにやはり高額なものが多いです。
しかし、飲食店では電力を大量に消費しますよね。できるだけ消費電力量を抑えるのは重要です。
インバータ制御が付いている冷蔵庫を購入すれば、ランニングコストを抑える上で効果的です。
普段から頻繁に使用する冷蔵庫ですので、できるだけランニングコストを抑えること、店舗に合ったサイズのものを選ぶ、という点はとても大切です。
店舗の規模によっては、家庭用冷蔵庫でも十分に事足りることもありますし、業務用の大型冷蔵庫でも足りないようなこともあります。
そのため、店舗が軌道に乗るまでは、まずは中古業務用冷蔵庫を購入して試しに使ってみるのも手ですね。
常に電力を消費する冷蔵庫だからこそ、ピッタリのタイプを見つけたいものです。
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