飲食店を経営する上で、事業内容や予算などを記した「事業計画書」は欠かすことができません。
それでは事業計画書はどのように作成すれば良いのか、初めての飲食店経営者でも簡単に分かるようにご説明します。
事業計画書が必要なのはどうして?
飲食店で長い間働いてきて経験や実績があったとしても、いざ経営者となると計画性のない事業をしてしまう、というケースも少なくありません。
また、しっかりと計画していたものの経営を開始すると、目先の運営にばかり気を取られてしまい、今後の事業計画なんて頭から消えてしまうこともよくあるのです。
そのため、事業計画書は頭の中だけで留めておくのではなく、紙やデータとして文字に起こしておく、という点が重要になります。
事業計画書の内容が頭に入っていない人は失敗しやすい
事業計画書の内容が頭に入っていない人は、どのような事業をするのか、人に説明することすらできません。
必然的に、事業を今よりもさらに発展させるためにはどうすれば良いのか、ということも一切考えることができないでしょう。
そして、そのまま事業が失敗に終わってしまう、ということも少なくありません。
これからどのように経営をしていけば良いのか、どうすればお店を大きくすることができるのか、など様々な計画を紙やデータとして残す。それが事業計画書なのです。
事業計画書にはお金・経験・方法などについて詳しく書く!
事業計画書には、この先どのように経営をしていくのか、ということを書き記すことはもちろんですが、同時にもう少し詳しく数字的な部分も含めた計画内容にしなければなりません。
例えば国民生活金融公庫などでお金を借りて事業を始める場合には、この事業計画書が必要不可欠です。
「飲食店を始めるのはどうしてなのか」「どのように始めるのか」といった基本的なことから書いていきます。
過去の飲食店での経験や、この経験を活かしてどのようにサービスを行うのか、そのお店のセールスポイントはなにか、といったことを詳しく、なおかつ分かりやすく書き記していきます。
取引先との関係性や内容についても詳しく
販売先や仕入先についても、しっかりと書き記すようにしてください。
飲食店の場合には取引先などは無く、販売先は一般個人になります。
しかし仕入先については、決まった業者があるのであれば、その業者名を書くようにしましょう。
場合によってはスーパーや市場などから食材を購入してくることもありますので、その場合にはスーパーの名前や市場の名前を記載しておくようにしてください。
事業計画書は数日に渡ってしっかり見直しを
事業内容をしっかりと紙やデータに入力したら、何度も見直しをしましょう。
一度書き終わったら、1日から2日ほど時間をあけて何度か見直しをすることで、より分かりやすくまとまった情報になります。
1日で全てまとめてしまうのではなく、時間をかけることもまた重要なのです。
何度も見直しをしたら、最後に文章としてしっかりまとめていきます。
文章にすると内容が分かりづらくなることもあるでしょう。
長くダラダラと書かれた文章は読んでいて苦痛ですし、どれだけ事業内容が詳しく書かれていても読む気になりません。
そのため事業内容を書く場合には、箇条書きでまとめていくようにしてください。
誰が読んだとしても簡単に内容を把握できるような分かりやすい文章、なおかつ充実した内容であることが重要です。
自分だけで確認するのではなく人に読んでもらう
事業計画書は自分がこの先どのように計画をしているのか、ということを明確にするためのものですが、「自分だけでなく人に読んでもらう」ことも忘れてはなりません。
自分の事業計画書を見直して不足している部分、どうすればより分かりやすくなるのか、といったことは本人では気付けないことも多いのです。
自分の頭の中ではすでにある程度まとまっているので、文章にして分かりづらい部分、不足している内容があっても気が付きにくいものです。
そのため、一度は他人に読んでもらうようにしましょう。
一度書き上がった事業計画書は、家族や友人などにチェックしてもらうようにすると、内容を客観的に見ることができ、わかりにくい部分や不足している部分を見つけやすくなります。
事業計画書は、お金を借りる際に必要な書類というだけでなく、今後事業を上手く展開していくためにも重要なものです。
こういったポイントにしっかり注意して、素晴らしい事業計画書を作成してください。
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